創業期のスタートアップから出資・インキュベーションを行う株式会社サムライインキュベート(本社:東京都港区、代表取締役:榊原 健太郎、以下「当社」)は、2021年3月14日の13周年を機に、2030年に向けて今後10年間かけて実行するビジョン「SAMURAI VISION 2030」を策定し、併せて新たにミッション(経営理念・存在意義)、ビジョン(目指す姿)、バリュー(価値観・行動指針)を決定したことをお知らせいたします。
■策定の経緯と詳細
当社は創業から一貫して「できるできないでなく、やるかやらないかで世界を変える」を理念に掲げ、スタートアップ黎明期からシードスタートアップへの出資や成長支援を行い、国内外のスタートアップ累計200社(2021年2月末現在)へ出資・成長支援をしてきました。また、大手企業のアクセラレーション等イノベーション支援を通じて、約280の事業機会を創出し、事業化や社会実装に向けてカスタマイズ型で支援を続けてきました。
そんな中、新型コロナウイルスの発生により、人々の移動や接触の制限等ニューノーマルな生活を模索する中で、これからは地球と共に生きる”With Earth”の時代であることを強く考える2020年となりました。
これを機に、当社が今後どのようにありたいかを考えるプロジェクトにて議論を重ねてきました。そして、世界の社会課題解決のため、今後10年かけて2030年までに成し遂げたいビジョンとして「SAMURAI VISION 2030」を策定しました。
様々な課題がある中、当社として、より解決したい課題を抱える9カテゴリー約9億人の人々にフォーカスいたします。そして、その課題を解決するために「国内投資」「海外投資」「共創事業」「社内新規事業」「独立起業」を通じて1500の事業創出を支援していくことを定めました。また展開エリアは、現在の4エリアから7エリアへ拡大し、「日本」「イスラエル」「アフリカ」「中国」に加えて「アメリカ」「ロシア」「EU」にて展開いたします。これら7エリアの国々の強みを活かし掛け合わせて連携することで、スピード感を持ち課題解決に取り組んでいきます。
■新ミッション・ビジョン・バリュー(MVV)
ミッション:できるできないでなく、やるかやらないかで世界を変える
できないと思っている人に”機会”を提供し
できないと思っている人の”環境”を変え
できないと思っている人の”夢”を実現させ
できるようになった人が”志”を継承していく
ビジョン:世界の人々にとって最も頼れる、誇れる、憧れるサムライに
「サムライ」とは、当社サムライインキュベート限定のものではなく、携わっていただいている全ての人々、サムライ魂を持っている人、更に日本全体として考えています。
バリュー:志勇礼誠(しゆうれいせい)
「遥かに高い志をもち、世のためになることへ勇ましく率先して取り組み、あらゆる人に礼を尽くし、一点の曇りもない誠の気持ちで最後まで成し遂げる。」という意味を込めた当社独自の造語です。
新たなミッション、ビジョン、バリュー策定にあたっては、代表を始め各グループの社員メンバーが集まりプロジェクトとして発足しました。今後当社のありたい姿や大事にしたいこと等、それぞれの視点から意見を出し合い議論を重ねました。そして「頼れる」「誇れる」「憧れる」という3つのワードが抽出されました。
また、これまで掲げてきた理念「できるできないでなく、やるかやらないかで世界を変える」を深掘りし、「できないと思っている人に”機会”を提供し、できないと思っている人の”環境”を変え、できないと思っている人の”夢”を実現させ、できるようになった人が”志”を継承していく」と具体化したことで、存在意義をより明確にいたしました。
今後当社は、新たなミッションビジョンバリューのもと「SAMURAI VISION 2030」の実現に向けて邁進してまいります。